5/29/2010

ドローへの愛

主人公は Carl Schlechter というオーストリアのグランドマスターをモデルとしています。

物語は主人公の少年時代と、世界選手権十番勝負で主人公がラスカーと対戦する模様が交差しつつ進んでいきます。

世界選手権が始まるあたりからだんだんと話は面白くなり、チェスをやる人なら十分楽しめる内容だと思います。

主人公の行動に「え~何で???」とか「しっかりしろー!」とか言いたくなりましたが(笑)

本の帯に書かれていた下記の若島正さんの文が良かったです。
人生の敗者ハフナーは、チェスの盤上ではドローを愛した。その彼がたった一度だけ輝かしい勝利を望んだのを、いったい誰が責められるだろうか。

正解は?

twitter でフォローしている Grandmaster の Natalia Pogonina さんのサイトにある tactics 問題

始め携帯から見てチャレンジしたもののわからず、帰宅後、解答が掲載されているか見てみると初手は Ncb5 らしいので、その後の手順を考えてみました・・・

いろいろな手を1時間以上かかって考えた結果、頭がオーバーヒートしてきました^^;

結局解答はどうなんだろう。


白先手

自分で考えた手順

1.Ncb5 axb5
2.Qa5 Kb8 (2...b6 or 2...Bd6 3.Qa8#)
3.Qxc7+ Ka8(or Ka7)
4.Qa5#

1.Ncb5 cxb5
2.Qf3 c6
3.Qa5 b6
4.Qxa6#

1.Ncb5 cxb5
2.Qf3 Bc6
3.Nxc6 bxc6 (3...Bd6 3...Re8)
4.Qxc6 Kb8(4...Bd6 5.Bxd6 Kb8 6.Qxc7+ Ka8 7.Qxd8+ Kb7 8.Qc7+ Ka8 9.Qb8#)
5.Qxc7+ Ka8
6.Qxd8+ Kb7(or Ka7)
7.Qc7+ Ka8
8.Qb8#

3...Bd6
4.Bxd6 cxd6 (4...bxc6 5.Qxc6)
5.Ne7+(forking K and Q)

3...Re8
4.Qa5 b6(4...bxc6 5.Qxc7#)
5.Qxa6#

1.Ncb5 Bh3
2.Na7+ Kb8
3.Nxc6+ bxc6(3...Ka8 4.Qxd8#)
4.Qxd8+ Kxa7
5.Qxc7+ Ka8
6.Qb8#

Fritz で調べたところ
1.Ncb5 cxb5 2.Qc3 Bd6 3. Bxd6 Bc6 4.Nxc6 Rxd6 5.Qh3+ f5
さらに続いてすぐに決着がつかないようです。

まぁ、頭がオーバーヒートするぐらいまで考えたのは勉強にはなったと思います
^^;

5/28/2010

取ってください

本日ICCでのゲーム。 The art of attack in chess の本で最近学んだ h ファイルを開くサクリファイスを使い、その後上手くチェックメイトできました。

h ファイルを開かせるサクリファイスはときどき対戦相手の人が使ってきて「取って下さい!」のようなプレッシャーを感じます^^;
そして取るとたいてい負けてます・・・

これからは自分もときどき使ってみたいと思います。

a player vs. hitsujyun (5/28/2010)
KP: Indian opening (C20)
0-1 White checkmated

(別ウィンドウで表示されます。 > をクリックすると駒が動きます。PLAYをクリックすると自動で駒が動きます)

5/27/2010

ナイトの利き

言われるまでもないナイトの利きが及んでいる8カ所


ちなみに必ず覚えておきたいナイトによるフォークの6パターン(過去記事)


ナイトが1回動いて利きを及ばせることができるマス。結構多いですね。
ナイトと同色のマスは攻撃を受けやすいということです。



ナイトが2回動いて利きを及ばせることができるマス。



ナイトが3回動いて利きを及ばせることができるマス。ナイトの斜め4カ所の位置は特に覚えておきたいです。
終盤、駒数が少なくなったとき相手ナイトからのチェックを避けたいときなど知っておいて損はないです(そのマスが安全かどうかは別として)。

5/25/2010

愛のエチュード

原作「ディフェンス」を映画にした「愛のエチュード」を見ました。原作を先に読んでいたため、比較しながら楽しんで見ることができました。

風景がとてもきれいに描かれていて、映像美的に良かったです。後半チェスの大会シーンになると少し盛り上がってくる感じですが、もし原作を読んでいなかったら、全体を通して私はあまり面白く感じなかったかも知れません。

ですが、ネットでの評判などはなかなか良いようです。主人公ルージンの妻、ナターリアがとても美しく魅力的な役を演じているためかも知れません。

原作のイメージに1番似ていると感じたのはナターリアの両親でした。原作では主人公はもっと太っている感じでしたし、ルージンの妻はルージン夫人とか彼女という扱いで名前はあえて出ていませんでした。

映画の方のラストは原作と異なり、ちょっと話が上手すぎる感じでした。

結果的には楽しんで見ることができたので良かったです。ただ原作の方が奥が深く、文章の表現がすばらしかったです。

5/23/2010

ディフェンス

「ディフェンス」 ウラジーミル・ナボコフ 著
を読みました。チェスを題材とした小説を読むのはこの本が初めてだったので、何か新鮮なものを感じました。

第2章まではあまり面白く感じず少しイライラするような気持ちになりましたが、第3章からチェスの話がでてくると段々面白くなってきました。

途中から主人公がだんだんと可哀想に思えてきて「可哀想な物語」というのが一番の印象です。

ストーリーはちょっと悲しい話ですが、状況を表現する文章が、よくこういう表現を思いつくなと感心するばかりでした。私の読書力がまずしいせいか、1回読んだだけではこの本の奥深さがわからなかったので時間をおいてもう一度読んでみたいです。

読書後、訳者解説を読み、まえがきを再び読むと少し理解が高まりました。

この物語は創作が困難だったが、私が大いに楽しんだのは、あれこれのイメージや場面を利用してルージンの人生に運命のパターンを導入し、庭や、旅や、取るに足らない一連の出来事を、チェスという技のゲームに似せて描き、さらに、とりわけ終わりの数章では、まさしくチェスの猛攻に似て、哀れな主人公の正気を支える最奥の部分をずたずたにしたところだった。

(まえがきより)

ディフェンスを原作とした「愛のエチュード」という映画があるのを知ったので、今度見てみたいと思います。

5/22/2010

学ぶことはあり

本日ICCでのゲーム。

序盤、注意不足により劣勢となるも挽回し、こちらが有利になりましたがメイトすることができず時間切れで負け。



56...Qa6 の状況からどのようにして勝つのか Fritz で調べてみました。

57.g4

クイーンから連続チェックされそうで g4 のポーンを動かすことは考えられませんでしたが、冷静に見ればダブルルークでチェックをブロックできますね。なるほど・・・

実際相手がどのように対応したかわかりませんが、Fritz によるとこの後は以下のような手順でした。

57.g4 Qh6 58.Kg2 Kd4 59.g5 Qh8 60.R1f4+ Kd3 61.g6 Qb2+ 62.Rf2 Qg7 63.Rg5 Ke3 64.a6 Kd3 65.a7 Qxa7 66.g7 Qa8+ 67.Rf3+ Kd2 68.g8=Q


hitsujyun vs. a player (5/22/2010)
King's knight opening (C40)
0-1 White forfeits on time

(別ウィンドウで表示されます。 > をクリックすると駒が動きます。PLAYをクリックすると自動で駒が動きます)

ミスが多く内容は良くありませんが学ぶことはありました。

何とか

本日ICCでのゲーム。
hitsujyun vs. a player (5/22/2010)
Caro-Kann defense (B10)
1-0 Black checkmated

(別ウィンドウで表示されます。 > をクリックすると駒が動きます。PLAYをクリックすると自動で駒が動きます)


途中まで劣勢だったので負けるかと思いましたが、先にプロモーションできて何とか残り18秒でチェックメイトできました。時間切れでメイトできなかったら悔しかったと思います。

5/15/2010

ドローへの

本日 Yahoo! Japan でのゲーム。
a player vs. hitsujyun 1/2-1/2
(別ウィンドウで表示されます。 > をクリックすると駒が動きます。PLAYをクリックすると自動で駒が動きます)


結果としてはドローなものの、「ドローにできた!」という感じのゲームです。ドローで満足していてはいけませんが、相手のポーンがひとつになった後、こちらのキングはポーンと同じファイル(縦列)にあり、相手のポーンとキングがまだ第6ランク(横列)に達していないのでドローにできると思いました。

エンドゲームの本でそのような状況を学習していなければ負けていたかもしれないので、学習の成果を発揮できちょっとうれしい感じです。


最近アマゾンで衝動的に買った何冊かの本の中に「ドローへの愛」という本があります。

人生の敗者ハフナーは、チェスの盤上ではドローを愛した。第一次大戦前のウィーンを舞台に、引きわけに魅せられた挑戦者の内面を静謐なタッチで描くチェス小説の傑作。(商品の説明より)


となっていて面白そうです。ちなみに先に届いた同じくチェスを題材にしている「ディフェンス」という本を読み始めました。

5/09/2010

ENDGAME の本

PANDOLFINI'S ENDGAME COURSE の本を2回目読み終わりました。1回目のときよりもかなり理解しやすく正解率も上がりました。何回も繰り返し読むつもりですが、評判が良かったので購入したもののまだ読んでいなかった chess endings essential knowledge の本を今度は読みます。こちらは108ページなので比較的はやく読み終えることができそうです。

問題数は多くありませんが勉強になりそうなので楽しみです^^

5/06/2010

偶然ながら

ICCでのゲーム
hitsujyun vs. a player (5/6/2010)
KGA: Fischer defense (C34)
1-0 Black resigns
別ウィンドウで表示されます。 > をクリックすると駒が動きます。PLAYをクリックすると自動で駒が動きます)

序盤からミスが多く内容は良くないのですが、偶然の手で「おおっ!」と思ったのがあったので(大げさですが)・・・


42...Re7 の場面
もし 43...Rxd7 となっても 44.cxd7 Rd6 45.Rxc7 でOKだなと思っていたのにもかかわらず


何を思ったのか 43.Ra3
これで c7 のポーンは取れなくなり「あっ負けたか?・・・」と思いましたが


43...Rxd7 44.cxd7 Rd6  当然?こうなりました。


しかしここで 45.Rd3
形勢逆転で勝つことができました。

43.Ra3 がトラップを仕掛けた手なら喜べますが、あくまで偶然なので自分でもなるほど・・・と思ったのでした^^;