終盤でも役立つ


以前のゲームで残り時間2秒の間に相手が4手指してきたことがありました。時差のせいもあるでしょうが、残り時間2秒で私の方は1手も指せないことさえあるのに、何で2秒の間に4手も指せるのか?

「おかしいだろっ!!」ぐらいの気持ちでいましたが謎が解けたようです。

最近記事にしたように、次に指す手が決まっていればあらかじめ駒を移動先のマスまでドラッグしておけば時間短縮となり、2秒で4手もおかしくありません。

例えば下図をご覧ください。



この局面で残り 3 秒だとします。

白は
1.Kc3 Kh2 2.Kd3 Kh1 3.Ke3 Kh2 4.Kf3 Kh1 5.Qg2#

などの手順で5手メイトです。3秒で5手は微妙な感じです、特に残り時間わずかで焦っていたりすれば尚更です。

もし 4手目までに Q を動かすようなことをすれば余計な時間もかかりますし、5手目に Q を動かすときも少し時間がかかります。

しかし黒の指し手は限られているため、白は黒の手を気にせず、黒が指す前に次の移動先まで駒をドラッグしておけば、3秒で5手は十分可能なはずです。

逆にもし自分が黒キング側だったら、黒キングを次の移動先までドラッグしておき、白が指した直後に指せば白の時間切れでドローになる可能性も高まります。

勝てる状況なのに時間切れで負けるのは非常に悔しいですし、負ける状況だとしてもドローにできるチャンスがあるならものにしたいです。

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