安易にドローにしない


Chess960 のゲームです。短時間で Chess960 のゲームは難しいですが、chess.com の Online Chess なら持ち時間が日数単位のため考える時間は十分にあります。Chess960 のゲームも面白いです。

相手のプレイヤーは下図の局面でドローオファーしてきました。


確かにドローになりそうな局面ですが、1手のミスが敗因となることが多く、このような Endgame が私は好きです。相手はゲーム数を多くかかえているため、手早くドローにしたかったのでしょうが、安易にドローにしてしまっては学ぶ機会を逃していると言えます。

OTB ならば負ける可能性もあるならドローにするということもあるでしょうが、ネット対戦なら負けて Rating が下がったところで全く問題ないので、ドローになりそうな局面をいかに戦っていくか経験することの方がはるかに大事です。

ドローオファーを断って自分がミスをして負けてしまうことも多いですが、そのミスも良い経験になってます。持ち時間の関係などからドローにすべき状況もありますが、安易にドローにすることは避けたいです。


46.Kd4 の局面


スペースは白黒同じようなものですが、ナイトの位置は黒が良いです。ここで黒は 46...Ne8? としてしまったため 47.Ne3 以降 白が良くなっていきます。

46...Ng4 47.h3 Nf6 となれば ...Ne4 と続けて黒有利と思っていましたが、Fritz13 で調べてみたら 47...Nh2 としないと互角にならないようです( 47...Nh2 はなかなか指せないでしょう )。
47...Nf6? 48.Ne3 では Ne3 と白キングが d5 ポーンを攻撃しているため、黒は 48...Ne4?? とする訳にはいきません。

不利な局面では自分にとっての利点を活用していくことを Understanding Chess Middlegames - John Nunn の本で学びました。上記の局面なら白は b5 からパスポーンを作れそうなことが利点です。後はナイトの位置を改善させたい。





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