10/28/2013

2手メイト problem


白先手


by T. Kardos

1001 Brilliant Ways to Checkmate - Fred Reinfeld に出てきた問題。
problem ですので2手メイトでも難しいです。

私は分かりませんでしたが1手目は 1.Ne4 です。まずこの手を思いつくのが難しいです。
そして白1手目が分かっても、全ての黒1手目に対して白がどのようにメイトするかも分かりづらい
です。

中級者向きですがチャレンジしてみてください^^


10/26/2013

負けも同然


34...Bf6 の局面


黒はキングサイドでポーン1つ多いですが Spike1.4 の分析を見ると a6 ポーンを取れる白 ( 私 ) が有利なようです。

34...Bf6 ( Be5 → Bf6 ) は白が 35.Kb6 とした時に 35...Bd8+ とする狙いでしょう。



35.Kb6 Bd8+?? 36.Kb7


35.Kb6 が 35...Bd8+ を誘うトラップになりました。私は 36.Kb7 でルークを攻撃するので a6 ポーンを取れると思っていたのですが、実際にはルークを取れることに。

相手はリザインすることなく続行



39.Ra5+??


このような手を指しているうちは中級者の域を出られませんね( 汗 )
相手はチェックに気をとらわれ 39...e5?? としたので勝てましたが、負けも同然です。


10/23/2013

ミスしやすい


白先手


PANDOLFINI'S ENDGAME COURSE の本に出てくる問題。K R vs. K R  P のエンディングは
それだけで1冊の本があるくらい状況により対応が様々で難しいものもあります。

局面を見てどのように対応すべきか分からなければ間違いなくミスするでしょう。
上図の問題は意外と難しく、この局面でコンピューターと対戦すると自分が白、黒どちらでも
上手く対応できませんでした。

そんな訳で自分がミスしそうな局面を取りあげ、少しでも記憶に残りやすくしたいのと、理解できるようにしようと思い記事にしました。

K R vs. K R P について知らない用語が出てくるかも知れませんがご容赦ください。




まず白の初手ですが、白がドローにできる手は 1.Ra8 のみです。黒 K はすでに 7th ランクにあるため ( 黒から見て 7th ) 黒 K の後方から R でチェックしよとしても無効です ( いわゆる Philidor's Position のように )。

よって黒 K をロングサイドからチェックしてドローを狙います。

私は 1.Re7? を指しましたが、1...Ra1、1...Rb1、1...Rc1、1...Rd1 いずれも黒が勝てるようになります。

参考手順
1.Re7? Ra1 2.Rb7 Ke1 3.Kf3 e2 4.Rb2 Ra3+! ( 4...Kd1?? では 5.Rxe2+ でドロー ) 5.Kg2 Kd1 6.Rb1+ Kc2 7.Re1 Kd2 8.Kf2 Rf3+ 9.Kxf3 Kxe1



1.Ra8 Rd1


2.Ra2+ が自然ですが 2.Ra3 でもドローにできます。



2.Ra2+ Rd2


ドローにできる手はいくつかありますが、3.Ra1 で 黒 K が 8th ランクに入るのを防ぐのがパターンです。

このような局面で 3.Kg1?? のように端列に白 K を持って行くのは良くありません( 黒が勝てるようになる )。

また 3.Ra3?? も 3.Ke1+ で黒が勝てるようになるため気をつけたいです。



3.Ra1


3...Rd1 とするのが自然でしょう。

3...Kd3+ 4.Kf1 e2+ 5.Ke1 でドローにできます ( 5.Kf2 でもドローにできる )。

気をつけたいのは 3...Rc2 の場合です。



( 変化図 3...Rc2 )


下記の手を指すと黒が勝てるようになります。

4.Kg1?? Kf3! 5.Ra3 Rc1+ 6.Kh2 Kf2 7.Ra8 e2 8.Rf8+ Ke3! 9.Re8+ Kf3 10.Rf8+ Kg4

4.Rb1?? Ra2! 5.Kg3 Ra8! ( 5...Kd2?? は 6.Kf3 e2 7.Kf2 Rc2 8.Ra1 などでドロー ) 6.Rb2+ Kd1 7.Rb1+ Kc2 8.Rb7 Re8 9.Rc7+ Kd2 10.Rd7+ Ke1 11.Ra7 e2 12.Ra1+ Kd2 13.Ra2+ Kc3 14.Ra3+ Kb2

白がドローにするためには R を a ファイルで動かすか
4.Kg3! Rd2 5.Kg2! Rc2 6.Kg3 Kd2 7.Kf3 e2 8.Kf2

3.Ra1 Rd1 に戻ります。



3.Ra1 Rd1


4.Ra2+ Ke1 5.Kf3 下図




5...e2 6.Rxe2+ Kf1 下図




マテリアル的にはドローの状況ですが、黒 K はバックランクにあるため、残り時間が少ない状況なら黒は十分気をつけるべきでしょう。


ここまで記事を書いて、内容を理解しているか再度コンピューター ( Spike1.4 ) と対戦してみました。しかし、以下の局面でミスをしてます。

自分が白

Rc2 → Rc3 の局面


これはかなりミスしやすいでしょう、言わば trap ( 罠 ) です。

白がドローにするには 1.Kg2! のみで、1.Ra2+?? では 1...Kd1 で 黒 K が 8th ランクに進入でき黒が勝てるようになります ( 1...Ke1 ではドローになる )。




すでに黒が勝てる状況なのですが、1.Kf3? e2+ で黒の勝ちが決定的になります。チェックで黒にテンポを取られることに十分注意しなければなりません。

1.Ra1+ の方がましです。
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1.Ra8 Rc1 2.Ra2+ Kd3 3.Ra3+ Rc3 4.Ra2??


4...Rc2+ で黒が勝てるようになります。

「 ひどいですね 」 と言われそう^^;

ドローにするには Ra3 を a ファイルで a2 以外に移す必要があります。
4.Ra1 Ke2 5.Ra2+ Kd1 6.Kf1!
白 K が g3 ではなく g2 にいるため、Kf1 とすることでドローにできます。
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1.Re1?? 黒が勝てるようになります。

1.Re1?? Rc5 2.Re2+ Kd3 3.Ra2? Rc1+ 4.Kg2 Rc2+ など

ドローにするには 1.Kg2! としなければなりません。

1.Kg2 e2 2.Kf2 Rb2 3.Re1 Kd3 下図




4.Kf3?? Rb6 5.Ra1 Rf6+ 6.Kg2 Ra6! 黒が勝てます。

ドローにするには 4.Ra1 としなければなりません。
4.Ra1
4...Kd2 5.Re1
4...Kc3 5.Re1
4...Rc2 5.Ra3+
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1.Ra2+?? 同じような局面を先ほど経験しているのですが、まだ理解できてないようです・・・

白がドローにするには 1.Kg3 のみ。

1.Ra2+?? Ke1 2.Ra1+ Rd1 下図




3.Ra2?? Rd2+ で黒勝利

3.Ra3 e2 4.Ra2 Rd7 下図




5.Ra1+ Kd2 6.Ra2+ Ke3 7.Ra3+ Rd3 8.Ra1 下図




8...Rd1 9.Ra3+ Kd4! で黒勝利
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Ke2 → Kd2 の局面


1.Ra2+?? だと黒が勝てるようになります T△T

ドローにするには 1.Kf3 か 1.Kg2 としなければなりません。

1.Ra2+?? Ke1! 下図




2.Ra1+ Rd1 3.Ra2 e2 下図




4.Kf3 Rd3+ 5.Kg2 Re3! 下図
( 5.Ke4 Rb3 )




6.Ra1+ Kd2 7.Ra2+ Kc1 で黒勝利

恐るべしコンピューター!!!
まだまだミスしそうな局面はありそうですが、きりがなさそうなのでここで止めておきます^^;
ルークエンディングは難しいなあ。


10/16/2013

何手先まで読むか?


何手先まで読むか? チェスをする人なら必ず考えることの1つです。マスターレベルになれば読みの長さや正確さが中級者とは大いに異なるでしょうが、R 1800 ぐらいまでのプレイヤーならどれぐらい先まで読めば良いか個人的に思うことを述べていきます。


2手先まで読むのが基本

自分が指す手に対し、相手の応手を考え、その応手に対して自分が指す手( A ) を考える。
ここまでしか読まないと、A の手に対して相手の思わぬ応手があって不利を招いてしまうということが結構あります。

3手先の相手の応手を考えずに不利になることは R 1800 ぐらいまでならそう多くはないでしょう。
むしろミドルゲームに進んで集中力が落ちてきた時や、何かに気をとらわれている時、1手先、2手先の相手の応手を考えず不利になるということが多いでしょう。

相手の応手を考える時は、自分にとって都合のいい手しか考えないのはダメです。相手はこう指してくるだろうと思い込むと、見落とす応手が出てきます。相手にとって最善の手を考えなければ
なりません。

難しいのは、1手目の候補手、1手目の応手、2手目の候補手、2手目の応手、いずれもいくつかの手が考えられるため、混乱したり、見落としが出てきます。それでも2手先までは読むことを習慣づけると良いでしょう。

どんな手に対しても2手先まで読んでいると、Live Game では持ち時間の消費が多くなってしまうため、状況によって読みの長さや多さを調節する必要があるでしょう。

オープニングで定跡を知っているなら2手先まで読まずに指すこともあるでしょうが、知らない変化になった場合は少なくとも2手先まで読んだ方がいいでしょう。

長く先を読むことよりも、1手先、2手先の応手を考えず不利を招くことを避けること、駒損を防ぐこと、Tactics や Strategy などを考えること、の方が重要だと思います。

R 1800 までなら3手先まで読むことで大抵 大丈夫でしょう。1手先に進んだらそこから3手先を読めば十分な気がします。駒損したり不利な状況にならないならば、1手先、2手先に進んでから考えることで問題ないでしょう。不必要に長く先まで読もうとすれば持ち時間を多く消費し、それがタイムプレッシャーにつながる可能性があります。

ただし、サクリファイスする時は、少なくとも互角以上の局面になるまでは読む必要があります。
また、サクリファイスした時は相手の応手を見落とし不利となることが多いので、十分気をつける
必要があります。

エンドゲームになると、1手のミスが勝敗を変えてしまうので7~8手ぐらい先まで正確な読みが必要とされることもあります( もっと長い読みが必要な場合ももちろんあります)。

複雑な局面であれば3手先を読むのも難しいですが、単純な局面で7~8手先を正確に読めさえ
すれば良い結果を得られるなら、読み切らねばなりません。


参考例 黒先手


黒は正しい手を指せばドローにできるので正確に先を読まなばなりません。

候補手としては
1...h6+、1...Kh8、1...Kg8、1...Kf7、1...Kf8 の5つ

候補手が多いのでこれを正確に読むことは容易ではないでしょう。このような局面で 1...h6+ のようにポーンを先に進めてしまうのは良くないことを知っていれば 1...h6+ は考えないか、後で考えることにできます。




さらに白が勝つためには白キングが h6 にくることを知っていれば
1...Kh8 2.Kh6 Kg8、1...Kf7 2.Kh6 Kg8、1...Kf8 2.Kh6 Kg8 は同じになるため、3つの内1つを
考えれば良いことになります。

1...Kg8 2.Kh6 Kh8 は上記3つとは異なるため別途考える必要があります。




1...Kg8 2.Kh6 Kh8 でオポジションの状態になります。白は2つのポーンを h5 と g5 まで進めてきて、g5 → g6 とする時、黒キングが h8 にあると勝てます。



先の局面


本来はこの局面を頭の中でイメージせねばなりません。
この局面から

g6 hxg6、hxg6 Kg8、g7 Kf7、Kh7

g6 Kg8、g7 Kf7、Kxh7

いずれも白が勝てます。よって上図の局面になった時、白先手になることを黒は避けねばなりません。それを始めの局面から読み切る必要があります。




黒がドローにするには 1...Kh8 と 1...Kg8 どちらが正解かこの局面から読み切りましょう。