1/18/2014

ポーンエンドゲーム へ


26.dxc5 の局面


lesorub vs. hitsujyun 0-1

オープンファイルが1つならば迷うことはないのですが、オープンファイルが2つあるとどうすべきか迷います。 26...Rad8 で2つのルークをオープンファイルに持ってくるか、あるいは 26...Re4 で b4 ポーンを攻撃することで e ファイルに2つのルークを重ねるテンポを得るか。

26...Rad8 だとドローになりそうな感じがしたので、26...Re4 としました。



26...Re4 27.Rb1


私はここで 27...Re8 としましたが、27...Rd8 や 27...Rd4 が良いようです。白ルークが d6 にくることを防ぐためでしょうか?
27...Rae8 28.g3 h5 29.Rfd1 R8e7 30.Kf1 下図




白ルークが b4 ポーンの守りにしばられているため、白はルーク交換するつもり。黒としてはルーク交換して構わないですが、交換となる前に b4 ポーンへの攻撃を外したくないのと、2つのルーク交換後、ツークツヴァンクのことを考えると、できるだけポーンを動かせるテンポを残しておきたいです。また、ルーク交換後 ...Ke6 としたいので、黒キングを動かさず 30...a6 としました。

30...a6 31.Re1 Rxe1+ 32.Rxe1 Rxe1+ 33.Kxe1 Ke6 下図




Fritz13 の分析を見ると黒優勢ですが、私はまだどのようにして勝つか、分かっていませんでした。このような状況ではキングをどちらに向かわせたら良いか迷います。とりあえず白キングの動きを見つつ、b4 ポーン狙いでクイーンサイドに向かわせることに。



34.Kd2 Kd5 35.Kd3


ここで黒は何を指したら良いでしょうか? キングサイドで 3 対 3 ポーンの並びになれば、 Breakthrough を考えることになるかも知れません。35...g4 とすると 36.a5 Ke5 37.Ke3 でドローになりそうな感じがしました ( 36...f5! で黒が勝てる )。 

クイーンサイドでポーンを動かすとしたら、35...a5 は可能です。



35...a5


これが最善手のようです。36.bxa4?? や 36.b5?? では 36...Kxc5 となるので 36.Kc3 となります。



36.Kc3 axb4+ 37.Kxb4


エンドゲームは1手のミスで結果が変わってしまうので難しいですが、考える面白さがあります。
ここから黒はどうすべきでしょうか? 白キングは c4 ポーンを守らねばなりません。黒キングがキングサイドに向かおうととすると、白キングは Ka5 → Kb6 でクイーンサイドのポーンを取りに行くでしょう。

37...g4 とすれば白は 38.a5 を強いられるため、37...g4 が最善手ですが、私は 37...Kd4 としました ( その後 ...g4 または ...f5 とすることを考えてました )。



37...Kd4 38.h3


黒キングでキングサイドの白ポーンを取りに行くとどうなるでしょうか? そのためには、白キングがクイーンサイドでポーンを昇格させる手数を数えます。
Ka5 - Kb6 - Kxb7 プラス4手で昇格できますので、7手で昇格できます。

一方黒は、上図から黒キングをキングサイドのポーンを取りに行かせると、昇格まで 9手かかりそうです。よってここでは 38...Ke4 とするのは止め、38...g4 としました。通信チェスですから考える時間だけはじっくりありました ( 私の信条としてゲーム中 Analyze board は使っていません )。



38...g4 39.h4


ここでも黒キングはキングサイドのポーンを取りに行くべきではないので、先をよく読んでから 39...f5 としました。



39...f5 40.a5


今度は黒キングはキングサイドのポーンを取りに行くべきでしょうか? 40...Ke4 は全く問題ないですが、白が 41.a6 bxa6 42.Ka5 としてくることは読んでおかねばなりません。



40...Ke4 41.a6 bxa6 42.Ka5


ミスしやすい局面です。黒キングがキングサイドのポーンを昇格させるにはまだ手数がかかるため、c6 ポーンを守ることを考えねばなりません。ここで必要になってくるのが、c6 と c5 の2つに組み合わさったポーンのエンドゲームでどのように対応すべきかの知識です。もちろんその知識がなくとも、この局面なら十分先が読めるかもしれませんが、知らなければミスする可能性は高くなります。 

白が次に Kb6?? としてくれば、...Kd5 で黒は c5 ポーンを取れるので、白は次に Kxa6 とするでしょう。また、黒が 42...Kd5 とすると、43.Kb6 で黒は c6 ポーンを失うように思えますが、43...a5 とできるので、黒が勝てます。私は 42...Ke5 としました。



42...Ke5 43.Kxa6 Kd4


黒が勝つには 43...Kd4 のみ。 43...Kd5?? 44.Kb6 は白が勝てるようになってしまいますので要注意です!!



44.Kb6 Kd5 45.Kc7 Kxc5


白のプレイヤーはリザインしなかったのでメイトするまで続きましたが、勝負ありの局面。
通信チェスの勝利は久しぶりです^^;


1/15/2014

予期せぬ手


52.Kc3 の局面


hitsujyun vs. maistor_tri4ko 0-1 ( chess.com )

Chess960 で迎えたエンドゲーム、ポーン1つ多い黒が優勢に見えます。
黒のルークは左右に動けばポーンに取られるので、ドローにできるのでは? 
と思っていましたが・・・



52...Rf3!


予期せぬ手が来ました (;゚Д゚)
白は黒ルークを取らなければ 53...Rf2 とされるので、取るしかなさそうですが
53.Rb2 Rf2 54.Rb4+ Kf5 55.g3 とするのがましなようです。



53.gxf3?? gxf3 54.Rh2


6th ランク ( 黒から見て) に並んだ連結ポーンはルークだけでは昇格を防げません。白キングが近くにあるからどうだろう? と思っていましたが、 54...f2 以降、昇格を防げずリザイン ( 投了 )。

残念でしたが、今回は 52...Rf3! の手に感心しました。


話変わりまして、今日 ( 2014年 1月 15日 ) 発売の週刊少年サンデーに掲載されていた、チェスの漫画 「 クロノ ・ モノクローム 」 の第 5 話 がすごく良かったです。ナイトツアーの話が出てきて
思わず自分でもナイトツアーをやりたくなりました。

脳内チェストレーニングでナイトツアーをやってみようかと思ってます。

ナイトツアー関連ページリンク
Knight's tour - Wikipedia ( 英語版 )

英語版では 24 x 24 マスのナイトツアーが紹介されていてなんかすごいです。


また別の話ですが、今日はナイトの利きを瞬時にイメージする方法を思いつきました!
昼休みにタクティクス問題を解いている時に気がついて、「 おっ、これは!! 」 と自分で感激しました^^;  いずれ 脳内チェス トレーニング方法 のサイトに記事を掲載します。


1/12/2014

取りに行けない


白先手


私は黒。 1.Kb6 以降、黒は 白 b ポーンの昇格を防げないので白の勝ちです。この局面で1つ気づいたことに、黒キングは f ポーンを取りたくても、赤印の X で示しているように、ナイトとポーンでバリアができているため、f ポーンを取るのに少なくとも5手かかります!

N B K vs. K のエンドゲームで、ナイトとビショップを同色マスに置いてバリアを作るのは知っていましたが、上図のようにポーンとナイトでもバリアができるのは知りませんでした、覚えておくようにします。



こちらは覚えておきたい基礎的なパターンです。黒キングがナイトを取りに行こうとすると、ポーンが前進してしまうため、黒キングはナイトを取りに行けません。白キングがポーンを守りに行けるので
白の勝ちです。ナイトがポーンの前方ではなく後方から守っているのがポイントです d ^ ^


1/02/2014

奇抜なオープニング


1.Nf3 d5 2.Ng1?


1.Nf3 はナイトを好位置に展開し、1...e5 を妨げ、相手の指し手に柔軟に対応できる手ですが
2.Ng1? とする手を数ゲーム使ってみました。

2.Ng1? は明らかに悪手ですが、実際に使ってみると、意外と指せて勝率は悪くありませんでした。持ち時間5分+1手ごと2秒追加の短時間のゲームなので通用するのと、上級者以上には通用しないでしょうが。

何でこんな手を指してみたかというと、1.e4 Nf6 の Alekhine's Defence で 2.e5 Ng8 とする変化を  Brooklyn Defense と言い、それをちょっと真似してみたこと、1.e4 d5 の Scandinavian Defence に対し 2.d3 とするのが結構通用することなどの影響、Chess960 のゲームの経験や、戦略について最近よく考えているため、定跡に頼らなくても結構戦えるからです。

ずっと同じオープニングばかり使ってきて、ちょっと飽きてきたこともあるかも知れません。本来なら同じオープニングを使い、さらに改善させていくということの方がいいのでしょうが、今年は特別、奇抜なオープニングもいくつか試していこうと思います。

1.Nf3 から2手目に 2.Ng1 とすることは相手をバカにしているようにも思えますが、定跡に頼らず、相手の指し手によって臨機応変に対応していくこと、この手がどのぐらい通用するか見てみたい、という考えで使ってます。

他にも 1.h3、 1.Nc3、 黒番で1...Nf6 2...Ng8 など、いろいろ試していくつもりです。新しいオープニングを勉強して覚えていくよりは気楽です^^;


1/01/2014

謹賀新年


昨年中はいろいろとありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。

今年の抱負

今年はなんといっても今1番やる気をそそいでいる Chess960 と 戦略を中心としたサイトを完成させ公開することです。現在50%以上の作成率で、今年中には完成させたいと思ってます。

Opening

Nimzo Indian Defence や Queen's Indian Defence を勉強したいと思ってますが、今はそこに
やる気を向けられません。今まで自分が使ってきたオープニングをベースにして、今までは指して
こなかった変化を考えて、指していきたいと思ってます。

Chess960 と戦略を中心としたサイトを作成している影響で、戦略的なことを前よりも考えるようになり、その局面でどういうことを考えるべきか? どういう手を指すべきか? などを考えるようになりました。

今年はオープニングでなるべく定跡に頼らず、その局面ごとに考えていくような指し方をしていきたいと思います。

チェス オープニング入門のサイトでは 1.d4 d5 の Closed Games のオープニング解説に入ります。始めは Queen's Gambit Declined です。4月までにはできると思います^^;


Tactics

もっと勉強する必要性を毎年感じてますが、なかなか実行できないでいます。今年は戦略にやる気をそそぐため、現状維持としておきます。


Strategy

新サイトを作成することが自分自身にとっても勉強になっているため、他に特別することはないです。新サイト完成後は、読むのを中断している My System と Understanding Chess Middlegames を読み続けます。


Endgame

駒数の少ないエンドゲーム、駒数の多いエンドゲーム、どちらも勉強する必要性を感じます。
両方勉強していきたいところですが、1冊の本を順に読んでいくことにします。 100 Endgames You Must Know を読み終わったら、From the Middlegame into the Endgame - Edmar Mednis を読む予定です。


脳内チェストレーニング

現在2手メイト問題と、基礎的エンドゲーム問題を行ってます。両方とも今年中には終わりそうなので、2手メイト問題の本が終わったら、基礎的タクティクス問題の本を、基礎的エンドゲームの本が終わったら、161 ミニチュア集 の本で、トレーニングをしていく予定です。

Chess960 の方のサイトが完成したら、脳内チェス トレーニング方法2 のサイト作成に入っていきたいと思ってます。あるいは新サイト完成に関わらず、少しずつ作成していくかも知れません。


対戦

ライブチェスの方は 5/2 ( chess.com )、2/12 ( ICC ) を基本的にやっていくと思います。
通信チェスは、通常のチェス、Chess960 それぞれ 1 ゲームを保っていきたいと思います。
通信チェスの方はゲーム数を増やしたくありません。


以下は今年初のゲームです。時間切れでまた負けるかと思いましたが、何とかしのぎました^^;
持ち時間5分+1手ごと2秒加算のゲームです。日付が12月31日になっていますが、アメリカの方はまだ新年になってないからです。