12/31/2011

chess.com のゲームを分析

chess.com でよくライブゲームをするのですが、ゲーム後に見直しをするときそのままボード上で手順を見るか、Fritz 12 で分析を見たいときはその都度 Fritz に手順を入力して見ていました。

chess.com が提供している Computer Analysis は分析結果が出るまで時間がかかるため、後でゲームを見直すという気はなかなかおきません。

PGN のデータを Fritz に入力してできないかな? と以前からなんとなく思っていたのですが、今日やっとやり方がわかりました。


※Winboard のソフトをインストールしていない方は、こちらの記事 (← リンク )を参考にして、事前に Winboard をインストールしてください。


①ゲーム後、下図の赤丸で示されている Get PGN をクリックしてデータをダウンロードします。


画像をクリックすると拡大されます



②ダウンロードしたファイルを開くと下図のボード画面が出てきてゲームが自動再生されるので、右上にある P(ポーズ?)をクリックしてゲーム再生を止める。



③下図の左上にある Edit をクリックして、さらに Copy Game To Clipboard をクリック。これでデータがクリップボードにコピーされました。



④ Fritz 12 を起動させ 下図の赤丸で示している Paste Game をクリックすると Fritz 12 に PGN データが取り込まれます。後は Infinite Analysis をクリックして分析が見られます。



ちなみに Arena 3.0 に PGN データを取り込むときは、画面左上にある File から Open をクリックして、ダウンロードした PGN ファイルを開き、その後表示される画面でゲームを選択して Load すればOKです。


または画面左上にある Game をクリックすると Get PGN from Clipboard の項目が現れますのでそれをクリックします。すると Clipborad にコピーされているゲームが表示されますので、そのゲームを選択し、左下の Load をクリックすれば OK です。

ただし PGN がクリップボードにコピーされている状態で行わないとリストにゲームが表示されません。


無料チェスソフト Arena 導入記事はこちら(←リンク)


※追記

ICC のゲームを Fritz 12 で分析する方法(上記とは違うやり方です)。

(1) ICC では始めから Fritz の下位バージョンでゲームの見直しができるのですが、性能としては劣るので Fritz 12 で見直すための方法です。

下記画像の赤丸部分をクリックしてデスクトップなどに PGN データを保存します。



(2) Fritz 12 を起動して下記画像で示されている左上赤丸のところをクリックし、Open から Open Database をクリック。



(3)続いて現れる下記画面において左上赤丸のところをクリックし、Open をクリック。



(4)続いて現れる下記画面において、拡張子を PGN files にしてから、(1)で保存した PGN ファイルを開きます。あとはその後、現れるゲームのところをクリックすればOKです。




12/28/2011

2011年を振り返って

 年末に今年を振り返ることは楽しみのひとつです。昨年の年末はどんなことを言っていたか確認するのも面白いです。各月の記事タイトルを見ると大体どんなことがあったかわかります。

チェスを始めて約5年が経ちました、昨年と比べてレーティングは特に変わらずといったところですが、学んだことはいろいろあったと思います。

作成して良かったと思っているものは「チェス オープニング入門」のサイトと、Arena に Stockfish を入れて無料のチェスソフトを利用するまでを紹介した記事です。

読んで良かった本は
A Guide to Chess Improvement - Dan Heisman
How to Build Your Chess Opening Repertoire - Steve Giddins

の2冊です。


Opening
今までA4用紙にレパートリーを記録していましたが、管理しづらくなってきたため、現在ではエクセルに記録したものと併用しています。

1.d4 対策として 1...d5 2.c4 Nc6 の Chigorin Defence を使っていましたが、現在は King's Indian Defence を使うようになり Mastering the King's Indian Defense の本で勉強中です。

Ruy Lopez については現在勉強中の the Ruy Lopez move by move の本がとてもよく、今後 Ruy Lopez の勝率が改善される見込みです?

Opening で有利を得ても、中盤~終盤で逆転されるということが目立つので、中盤~終盤にかけて課題があります。

チェス オープニング入門にて、月ひとつのペースで10手ぐらいまでのオープニング解説を作成しています、作ろうと思っている解説が完成するまであと4年ほどかかりそうです、気長にいきます^^;


Tactics
「チェスの第5歩」で 平日1日1~4問ぐらいやっているのと、chess.com の Tactics Trainer で 1日3~5問ぐらいやってます。

「チェスの第5歩」は結構手応えのある問題なため、正解率は悪いですが勉強になってます。Tactics Trainer はパターン認識を高めるのに役立ってます。

Tactics の力は少しずつついてきている感じです。


Strategy
THE MIDDLEGAME の本で少しずつ勉強中です。この分野が1番勉強不足だと思います。


Endgame
Fundamental Chess Endings の本に出てくる問題を週に1問(少なっ!)やる程度で、勉強量が足りないため、現在では 101 Chess Endgame Tips の本で
1日1問は Endgame の問題をやるようにしてます。

Fundamental Chess Endings の問題の解答手順は、変化が多かったり、長いものが多いため、Fritz12 を使いながら勉強してます。勉強になるのは確かなのですが、やる気がなかなか起きないため量をこなせていないという状況。


対戦
15分のライブゲームを ICC と chess.com でやってます。じっくり考える時間はないものの、ゲーム数をこなせるため、オープニングの改善やその他においても役立っていると思います。もっと時間の短いゲームになるとミスが多くなるため、当分は15分のゲームを続けていくと思います。

ゲームの見直しをする習慣がだいぶ身についてきました。ゲームの見直しをしなくても上達はするでしょうが改善は見込めません。負けた悔しさが無駄になってしまいます。

集中できる時間が以前よりも短くなってきてます(年のせい? 笑)。ショックですが、1ゲーム終わるごとに見直しをして、連続でゲームをしないようにしてます。

通信チェスは Chess Corner と chess.com でやってます。両方合わせて10ゲームぐらいにしていたのですが、毎日指手に追われるのが負担になってきたので、今は3ゲームに減らそうとしてます。通信チェスは1手ごとじっくり考えられるのがいいです。

通信チェスでは定跡の本を見てよく、アナライズボードで駒を動かして指手の確認もできます。勝つことを考えるなら本を参考にして、アナライズボードも使った方がよいのですが、私は通信チェスをライブゲームに役立てたいので、本は見ず、アナライズボードも使いません。その方が自分の頭で考え、先を読む力を養えると思っているからです。

ゲーム後には本を見ますし、Fritz も使います。Fritz で覚えた手順も結構あるため、相手に「チェスソフトを使っているだろ!」のようなことをたまに言われますが。

学びたいことはたくさんあっても、あれもこれもすることはできません。やる気の問題もあるので、上達を望みながら無理なく勉強していきたいです。

今年も残りわずかとなりました。
よい年をお迎えください。

12/26/2011

実力に応じたオープニング選択

Mastering the Chess Openings Volume4( John Watson )の表紙の下側に Gambits・Preparation・Fianchettoes・Symmetry と書かれているのを見て、Preparation についての内容なんてあったかな? と思い確認してみると、巻末に Choosing and Preparing Openings の章がありました。

興味深い内容だったので読み進めてみると、ためになることがいくつかありました。

Choose openings corresponding to your skill level and available study time

オープニングの勉強にどれだけ時間をかけられるかにより、オープニングを選択することはそれほど難しくなさそうですが、自分の実力に応じたオープニングを選ぶということは、今まで考えたことがありませんでした。

そもそも自分の実力に対してどのようなオープニングが適しているかなど、自分では分からないですし、他の本で見たことがなかったと思います。始めは 1.e4 e5 のオープンゲームをやった方が良いとかその程度です。

本の内容では、プレイヤーのレベルを4つのカテゴリに分けて、そのカテゴリごとに白番、黒番それぞれどのようなオープニングを使ったら良いか、参考例が示されていたり、そのカテゴリにおけるオープニングについて述べられています。

特に、「初心者・初級者・チェス歴3年未満でそれほど経験のない人」を対象としたカテゴリの参考例にはちょっと感動しました。今までこれほど具体的に参考例が示されているのを見たことがなかったからです。

おおよその内容は
オープンラインでピースを使うことに慣れること。
最優先としては、センターを支配すること、早期にピースを展開させること。
manoeuvring を使うゲームは避けること。
タクティクスを勉強すること。

白番 参考例(一部)
1.e4 e5 2.Nf3 d6 3.d4
1.e4 e5 2.Nf3 Nf6 3.d4 or 3.Nc3
1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4
1.e4 c5 2.c3
1.e4 e6 2.d4 d5 3.exd5 exd5 4.Bd3
1.e4 c6 2.d4 d5 3.exd5 cxd5 4.Bd3

French Defence と Caro-Kann Defence に対して e5 とポーンを突く形を避ける(このレベルでは)。

King's Indian Attack と Colle System については、あまりにも手順が自動的であるため薦めていない。


黒番
1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bc4 → 白番の知識を生かす
1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 Nf6 4.0-0 Bc5

1.d4 d5
その後の基本的な形として 2...Nf6 3...e6, ...c5, ...Nc6, ...Be7 and 0-0
(もちろん相手の指手により対応が変化するでしょう)
...c5 とするのはオープンラインを作るためだそうです。


また、Improving Your Opening Play の 2. Strategy, tactics and memorization のところで、そのオープニングの典型的な戦略やテーマを書き出すことを薦めていて

basic goals
tactical motifs
opening traps
typical piece positions
standard manoeuvres
positional pawn-breaks
common pawn-structures (perhaps with a few characteristic endings)
probable middlegame plans (including potential weaknesses to attack)

などについて書くみたいですが、自分ではわからないことも多いので、これらは本で学んだ方が良いのでは?と思ってます。

12/04/2011

崩した後の影響



15...Bxc4 16.bxc4 の場面。Good Bishop と ナイトの交換でも白のポーンストラクチャーを崩して良いと思ったのですが、ゲーム後に見直してみると、d5 が強力な outpost になってしまい、そこにナイトやルークを持ってこられると黒は困ります。一方黒は c3 ポーンの利きがあるため d4 にピースを置けません。d ファイルは白の方が有効に使えます。

ポーンストラクチャーを崩すことだけを考えるのではなく、崩した後の影響も考えねば。

3 ピースの協力



STUDYING CHESS MADE EASY の本に出てきた問題(白先手)。ピースを協力させて使う能力を高めるために、コンピューター(黒)を相手にして行うというもの。

クイーンは3つのピースよりも価値が低いと言われますが、自分が経験したゲームでは、3 ピースを上手く使いこなすことができない場合が多いです。

クイーンに対する 3 ピースの使い方は、以前からどうしたら良いかと感じていたところなので、丁度良いトレーニングです。他にも似たようなケースがいくつか紹介されているので、そちらも順次やっていきたいと思います。

ということで、早速 Fritz 12 で Position Setup。いきなり駒を動かす前にまず、思いついたことを書いていきます。実際のゲームなら時間を気にしなければなりませんが、とりあえず時間のことは気にせず、どのように考えていけば良いか、ということに着目していきたいと思います。


白の最終目標:勝つこと

アイデア1
クイーンからの攻撃を防御しつつ、ポーンの昇格をねらう。

アイデア2
できればルークを g ファイルに持ってきて、クイーンからの攻撃に対する防御に使いたい。

アイデア3
1.Rd7 は安全か?

アイデア4
キングを積極的に活用させていく。

アイデア5
1.Bc4+ から始める

アイデア6
3つのピースをそれぞれどのように使ったらよいか考える。

アイデア7
ピース2つだけを活用するだけでは有利を得られそうにないため、全ての駒を上手く使っていく必要があるだろう。

アイデア8
あれこれ考えず適当に駒を動かし、何度もやってみる。
Fritz の分析を早めに見て、それに学ぶ。

アイデア9
ピースはどこにあれば安全か。


白のねらい
ナイトによるフォーク
ビショップによるフォークまたはスキュア
ルークによるフォーク
黒キングの行動範囲を狭めたい

白が気をつけるべきこと
クイーンからのフォーク
ステイルメイト
パーペチュアル チェック( 千日手 )
threefold repetition( 同形三復 )


黒のねらいも考えてみます
守られてない駒を攻める
フォークをねらう
キングを中央に持っていく
白マスビショップなので、黒マスは比較的安全かもしれない

考えることが多過ぎると混乱するということにもなりますが、私の場合はまず多くのことを考えて、その経験から次はどのように考えていったらよいか、という風に、徐々に考え方を洗練させていきたいと思ってます。

ここまで考えてきて思いついたことは、ビッショップは 1st ランクでルークの左側にあれば安全だろうということ、その考えから、1.Bc4+ Kg7 2.Rg1 を思いつき、それがなかなか良さそうな感じがするので、とにかくそれで1度やってみることにしました。

すると下記局面において Fritz が resign してきました。いさぎよいのか、あきらめが早いのか? 分かりませんがとりあえず上手くいったようです。



今度は、Fritz の分析を見てやってみました。

1.Ne5 Qb8 2.Bc4+ Kg7 3.Rd7+ Kf6 4.Rd5 Qb1 5.Ng4+ Ke7 6.Re5+ Kf8 7.Be6 Qd3 8.h4 Qd8


私には到底思いつかない手順です(笑)、3つのピースが見事に守りあってます(ちょっと感動)。

9.h5 Qh4+ 10.Kg1 Qd8 11.h6 Qa8 12.Bf5 Qc6 13.Kh2 Qd6 14.Kh3 Kf7 15.Re6 Qd1 16.Ne5+ Kf8 17.Kh4 Qd8+ 18.Kh5 Qd5 19.h7 Kg7 20.Re8 Kf6 21.h8Q+ Kxf5 22.Qf8+ Ke4 23.Qf3+ Kd4 24.Qd3+ Kc5 25.Rc8+ Kd6 26.Rd8+ Kxe5 27.Qxd5+ Kf6 28.Rf8+ Ke7 29.Rf7+ Ke8 30.Qd7#


なるほど~、と思うだけです。

今回、考えて得たもの
多くのことに気づければ、いくつかのアイデアが組み合わさることがあること
「ピースがどこにあれば安全か」という考え

11/28/2011

h6 へのサクリファイス


25.Bxh6 の場面、gxh6 とすると Qxf6 とされます。ビショップ サクリファイス はある程度警戒しているのですが、このパターンで何度もやられているので、警戒感が足りないようです。

h6 へのサクリファイスはビショップに限らず、ナイト サクリファイスの時もあります。今度は自分が使えるようにしないと T△T


11/21/2011

白先手



チェックメイトするのは簡単ですが、手順が5通りありますので全部考えてみてください。

11/19/2011

11/17/2011

3 Pawns vs. K



キングがポーンをサポートできない上図のような状況において、3つの連結ポーンがあれば勝てるかどうか、Fritz 12 を使いながら調べてみました。

結果を先に言ってしまうと、上図のような状況であれば、どちらが先手でも白が勝てます。ただし例外もありますので、例外の状況については最後に記載いたします。

では順を追って見ていきましょう。


白先手
1.g7+ Kg8 2.e7 Kf7 3.g8=Q+ Kxg8 4.e8=Q+ などで白が勝てます。
以降 「白勝ち」 と表記します。

黒先手
1...Kg8 2.e7 などで白勝ち。
----------------------------------------------------------



白先手
1.f6 で次に e6 とできますから、白勝ち。

黒先手
1...Kg7 2.Ka1 Kf8 3.f6 で白勝ち。
1...Ke7 2.g7 Kf7 3.f6 Kg8 4.e6 Kh7 で白勝ち。
-----------------------------------------------------------



白先手
1.e6 または 1.g6 で白勝ち。

黒先手
1...Kf7 2.Ka1 Kf8 3.e6 で白勝ち。
1...Kf7 2.Ka1 Kg6 3.e6 Kxg5 4.e7 で白勝ち

すでにお気づきかも知れませんが、どちらが先手でも、白はポーンを動かしたくないときに、キングを a1 に動かせるため、黒キングの動きを強いることで勝つことができます。ただし、白がうかつにポーンを失い、白ポーンが2つになった場合、ドローになってしまうこともあるので、油断大敵です。


結果は分かってますが、もう少し見てみましょう。


白先手
1.Ka1 Kg7 2.e7 などで白勝ち。

黒先手
1...Ke7 2.g7 などで白勝ち。
-----------------------------------------------------------




白先手
1.e5 Kf8 2.f6 で白勝ち。

黒先手
1...Kf6 2.Ka1 Kg7 3.e5 Kf8 4.f6 または
1...Kf6 2.e5 Kg7 3.Ka1 Kf8 4.f6 で白勝ち。



それでは例外の状況です。下図では先手がどちらかによって、勝敗が逆になります。頭の中だけで考えるのは難しいかも知れません。



starting out:pawn endgames より




DVORETSKY'S ENDGAME MANUAL 2nd Edition より

10/30/2011

Explain All Moves


Fritz 12 で今まで気づかなかった機能についてです。下記画像で示しているところの ▼ をクリックして現れる Explain All Moves をクリックします。


画像をクリックすると拡大されます

すると下記画像のようになり、候補手について数値ではなく、言葉の簡単な評価が現れます。目立たないところにあったので今まで気づきませんでしたが、今後は参考にしたいと思います。


10/29/2011

お気に入りの言葉 其の四十五


Even with a large positional advantage, the game does not win itself. Imagination may still be required to finish opponent off.
UNDERSTANDING CHESS MOVE BY MOVE - John Nunn 

局面的にかなり有利であっても、それだけでは勝てない。相手を打ち負かすには、想像力がさらに必要だろう。

10/27/2011

相手番の時間を有効に活用したい


以前にも似たような記事を書きましたが、ライブチェスをしていて感じることに、自分が指す番のときは考えることが多く、相手が指す番では何を考えてよいかハッキリせず、ボーっとしているようなことが多いです。

ひとつ気づいたことに、通信チェスでは時間が十分にあるため、相手が指してきてから考えればよいので、今まで相手番の局面を見て、考えるということはありませんでした。

実際は相手の応手も考慮に入れて、こちらの指手を考えるわけですが、ライブチェスで相手番のときの時間をもっと有効に活用したい、ということから、まずは通信チェスで相手番の局面を見て、考えたことをメモしてみようと思いました。

chess.com の 通信チェス( online chess )の Notes 機能では幸い日本語でメモを保存できるため、ここにメモします。

ライブチェスでは相手番のとき、頭の中だけで考えなければなりませんが、頭の中だけで考えると、考えが上手く整理されないので(私)、しばらくは通信チェスの相手番でメモをとることを続けていき、そこから何かを学び、ライブチェスに生かしていくことができればと思います。

今後改善を加えていきますが、現在メモするときに考えることとして

局面を見て気づいたこと、それから考えられることは
考えられる相手の指手、その対応
相手は何をねらってくるか
こちらは何をねらえばいいか
まとめ

などです。
メモしていくと、気づくことが結構あって、考えも整理されます。

10/23/2011

分かり易いように考える


黒が 1...g5 としてきた場合
図から白先手の場合

両方考えてみてください。

今回は正解手順を最後まで記載していません、黒が 1...g5 としてきた場合と
白先手 の場合、どのように考えるかに着目してみました。

10/19/2011

間違えやすい要因


R. Réti
Kagans Neueste Schachnachrichten, 1921

どの ending 本にも出てくるような有名な問題。今まで何度かこの問題をやっているにもかかわず、正解手順が分かりませんでした(汗)

ということで、次回以降、必ず正解できるようになるために、この問題に対する考え方をまとめてみました。

黒先手では 1...Kb6 または 1...h4 で黒勝ちですから、白先手でドローにする方法を考えましょう。

10/16/2011

2択



Qd1+ の場面
白の受けとして Qe1 と Ne1 どちらが正しいでしょうか。

10/09/2011

時間をかせぐことができる


白先手のとき、ひとつのパターンとして覚えておきたいです。
白は c2 ポーンを取ることができれば、ナイトを失っても勝つことができます。

1.Na2 Ke3 ( 1...Kd3 は 2.Nb4+ )
2.h5 Kd4 3.h6 Kc4 4.h7 Kb3 5.Nc1+ Kb2 6.Ne2 などの手順で白が勝てます。

1.Nb3+ としてしまっても
1...Kc3 2.Nc1 Kb2 3.Ne2 で白が勝てます。

ちなみに黒先手では
1...Kxc1 2.h5 Kd2 3.h6 c1=Q 4.Kg5 などと続き、結局は黒が勝てるのですが、黒としては意外とあなどれないので、実際に駒を動かして確認してみてください。

こちらのリンクから駒を動かせます ( 白先手 )
別ウィンドウで表示されます。駒はマウスのドラッグで動かせます。
< で手順を戻せます( 進めることはできません )。

10/02/2011

Fortress( 要塞 )

Fortress (chess) - Wikipedia( ←リンク ) 

マテリアル( 駒の損得 )では劣っていてもドローにできる局面。
駒数が少ないものは、覚えておきたいです。

お気に入りの言葉 其の四十四

Don't be too quick to dismiss strange-looking moves.
starting out: the scotch game
John Emms

変な手に見えても、すぐに見捨てないこと。

9/30/2011

ナイトを守っているポーンを攻める


部分的な形ですがこのような場合、ビショップでナイトを取るか、取らないか考えるでしょうが、1.h5 として、ナイトを守っているポーンを攻めます。

1.h5 gxh5 となれば ナイトを取れますし

1...Ng3 2.Bxg6
1...Nd6 2.Bxg6
1...Ne7 2.hxg6

いずれも黒はポーンを失います。

removing the guard( 守りを取り除くこと )は以前より意識してますが、今回のパターンをもっと駒がある局面で見たとき、1.h5 を思いつくことができなかったため、今後は意識していきたいです。

9/23/2011

自分・相手の番で考えること


時間があれば、どちらの番でもじっくり考えることができますが、ライブゲームなどで時間が限られてくるとき、自分の番、相手の番でどのようなことを考えたら良いでしょうか。

というのも、ライブゲームで相手の番のときは、結構ボーっとしてしまい、相手が指してくるまでの時間を有効に活用してないように思えます(自分)。

まだ、こうした方が良いという、ハッキリした答えはありませんが、現時点で考えたことを記載します。今後改善が見込まれます。


自分の番で考えること

相手のねらい
相手のねらいを考えた上での指手
自分が指す手の意味・目的
考えられる応手( 少ししか考えてないことが多い )
応手への対応法( 対応を考えずに指してしまうことが多い )
check, capture, threat, advance, removing the guard


相手の番で考えること

自分の番では、自分が指す手について考える時間が多くかかるため、相手の番のときは主に、その局面からより多くの情報を読み取ることを考えてはどうか。

pawn structure
守られてない駒
駒の配置(ダブルアタックなどねらえないか)
アイデア(考えられること)
tactics
strategy


もちろん、自分・相手の番で区別して考えるのではなく、どちらの番においても考えなければならないときもあるでしょう。

自分が指す手の意味・目的を理解し、応手とその対応法を考えるのは結構時間がかかるので地道な作業です。

その局面で何を考える必要があるか、今後の課題です。

9/12/2011

connected pawns vs. knight


キングのことは考えず、connected pawns( 連結ポーン )が昇格するのをナイトで止められる場合、止められない場合を考えてみました。

基本として、ナイトで片方のポーンを取った後、残りのポーンの前進を止められれば、昇格を阻止できる。



1) connected pawns(白) が 7th ランクにある場合、黒ナイトがどこにあろうと、昇格を止められない。




2) connected pawns(白) が 6th ランクと 7th ランクにある場合、黒ナイトの先手で 6th ランクのポーンを取ることができなければ、昇格を止められない。




3) connected pawns(白) が 6th ランクにある場合、2)と同様に、黒ナイトの先手で 6th ランクのポーンを取ることができなければ、昇格を止められない。




4) connected pawns(白) が 5th ランクと 6th ランクにある場合は、X 印の位置
及び X 印からナイトが1手の位置 △ に黒ナイトがあれば、昇格を止められる。

さらに O の位置に黒ナイトがあっても昇格を止められる。




5-a) connected pawns(白) が c ~ f ファイルの 5th ランクにある場合、例えば d, e ファイルにある場合、X 印からナイトが1手の位置 △ に黒ナイトがあれば、昇格を止められる。ただし ▲ 印の位置に黒ナイトがある場合は昇格を止められない。

O の位置に黒ナイトがあっても昇格を止められる。




5-b) connected pawns(白) が b と c ファイルの 5th ランクにある場合、X 印からナイトが1手の位置 △ に黒ナイトがあれば、昇格を止められる。ただし ▲ 印の位置に黒ナイトがある場合は昇格を止められない。

connected pawns がボードの端に近づくにつれて、ナイトの動きが制限されてしまう。

O の位置に黒ナイトがあっても昇格を止められる。




5-c) connected pawns(白) が a と b ファイルの 5th ランクにある場合、X 印からナイトが1手の位置 △ に黒ナイトがあれば、昇格を止められる。ただし ▲ 印の位置に黒ナイトがある場合は昇格を止められない。

O の位置に黒ナイトがあっても昇格を止められる。


追記(9月15日)
4) と 5) について、O の位置に黒ナイトがあっても昇格を止められることが判明しましたので、再度修正いたしました。
失礼いたしました。



9/04/2011

問題を解くときに考えていること


ポーンが h2 にあれば簡単ですが、h3 にあるため、落ち着いて考えましょう。白・黒先手 両方とも。

8/29/2011

突くべきか、突かざるべきかの判断方法


図のような状況の時、白先手ならばポーンを 6th ランクへ突くべきか、突かざるべきか、落ち着いて考えれば分かるのですが、私は判断するのに時間がかかっていました。

すぐに判断できる方法はないものかと考えた末、ポーンが 7th ランクに進んだとき、チェックがかかるとドローになるということに気づきました。

図の白先手では 7th ランクにポーンが進んだときチェックはかからないので、ポーンを突いて白が勝てます。

ただし、ルークポーン( a と h 列のポーン )は例外で、上記の判断方法が当てはまりません。



間違えやすい状況


白先手、間違えやすい状況。

8/28/2011

ねらい


31...g6+ 32.Kf6 の場面、黒の次手で白は resign しました。

8/27/2011

本で tactics 問題を解くとき

時間は気にしなくてよいので、現時点では以下のようなことを考えてます。

状況把握
MKPP
守られてない駒
駒の配置

必ず見る手
check, capture, advance, threat

確認
応手を読む
安全かどうか

さらに良い手はないか
手順を変えてみる
全体を見る
別のアイデアはないか
候補手の比較

解答確認
何故不正解となったか
何故正解できたか


本にある問題ではなく、実際のゲームでは、「相手の狙いは何か?」を始めに考えてます。また、strategy として別のことも考えます。

これから本で tactics 問題を学んでいくという方は、多くのことを考えるよりも、tactics の基本パターンを覚え、パターン認識力を高めていくことの方が大事です。

初めて tactics を学ぶ本として
「チェスの第1歩。チェスの第2歩。」

がおすすめです。その後は、「チェス 魔法の戦術」「チェックメイトの技法」が良いでしょう。


状況把握
MKPP
Material
駒の損得を白黒比較します。

King Safety
キングの安全性を白黒比較します。

Piece Activity
N, B, R, Q の活動性を白黒比較します。A Guide To Chess Improvement の本では、Total Army Activity/Mobility となってますが。

Pawn Structure
ポーン構造を白黒比較します。

守られてない駒
を探して、その駒を狙うことができないか、狙われることがないか、見ます。

駒の配置
Q, R, N, B の配置を見て、主に Double Attack ができないか、されることはないか、を見ます。


必ず見る手
check
チェックする手を白黒見ます。絶対無効に思えるチェックも見ます。

capture
駒を取る手を白黒見ます。

advance
ポーンを進める手を白黒見ます。それが最善という場合があります。

threat
白黒の狙いは何か、を見ます。


確認
応手を読む
自分の指手に対し、相手がどう応手をしてくるかを読みます。

安全かどうか
意外とうっかりしやすいことです。攻撃されている駒・狙われている駒はないか、メイトになる可能性、を白黒安全確認。


さらに良い手はないか
手順を変えてみる
手順を変えたら良い手が見つかった、ということも多いですが、良い手が見つかったけど、手順を変えたらどうだろう、ということも考えます。

全体を見る
視野が狭くなると、好手や安全性を見落とす可能性があるため、良い手が見つかっても、全体を見るようにしてます。

別のアイデアはないか
良い手が見つかっても、それとは別の方法がないかを考えます。

候補手の比較
どの手が最善なのか、比較します。


解答確認
何故不正解となったか
理由を知ることで、改善につなげたいと思っている試み。

何故正解できたか
正解で満足して終わらず、どのようなことを考えて正解できたかを記録し、改善につなげられないか、という試み。


考えることが多いので、本来ならすぐに解ける問題でも、時間がかかってしまうのですが、ひとつの局面からより多くの情報を読み取るために、自分としては習慣化していきたいと思ってます。

8/20/2011

ナイトをどのように動かしていくか

いきたい場所に何手でいけるか(ナイト)(←リンク)の記事に関連した内容です。

ナイトをある地点から目的のマスまで、どのように動かしていけばよいか
ひとつの参考になればと思います。


X 印はナイトを持っていきたい場所(マス)です。

図で●の位置にナイトがいれば、1手で X に到達します。

これから考えられることは、「あるマスのナイトを X 印に持っていきたい場合、●のある地点を必ず通る必要がある」のです。

g7 にあるN(ナイト)は、次に●のある e6 または f5 にいくことができるため、2手で X 印へ到達できます。

一方、f7 にあるNは次の手で●のマスにいくことはできないので、まずのマスへいける動き方を探します。

Nf7 → Nd8 → Nc6 または Ne6
Nf7 → Nd6 → Nb5 または Nf5
Nf7 → Ne5 → Nc6 または Nf3
Nf7 → Ng5 → Ne6 または Nf3
Nf7 → Nh6 → Nf5

が考えられます。
これが考え方1です。



この図は X 印から2のマスへいくには2手かかり、3のマスへは3手かかることを表してます。

逆に考えれば、2のマスから X 印へいくには2手かかり、3のマスからは3手かかります。

よって、あるマスのナイトを X 印に持っていきたいとき、3のマスは避けて、2のマスにナイトを動かした方が速く X 印へ到達できます。

これが考え方2です。

例えば g6 にいるNが X 印にいくには
Ng6 → Ne5(2のマス)→ Nc6 → Nd4 などが良く

Ng6 → Ne7 → Nd5(3のマス)→ Nf4(2のマス)→ Ne2 → Nd4 は遠回りになります。( Ng6 → Ne7 → Nf5 → Nd4 ならば良い )

すべての2のマス、3のマスを覚えるのは大変なので、特に「3の位置を避ける」ということだけでも覚えておきましょう(3の位置にナイトがいると攻撃・防御によい、というのはもちろん別の話)。



先ほどのように、X 印から4のマスへいくには4手かかることを表してます。あるマスのナイトを X 印に持っていきたいときは、4のマスを避けた方が良いというものです。

しかしこれにはもっと役立つ方法があって、X 印にいるナイトからチェックされるのを避けたいとき、自分のキングを4のマスに動かすと、2手の間は X 印のナイトからチェックされない、というものです。

知っているとエンディングなどで役立つことがあります。

これが考え方3です。

先ほどの2と3のマス図で、X 印のところにナイトがいれば、「2の位置にキングがいると、次手で X 印にいるナイトからチェックされる」ということも覚えておくといいかも知れません。


実際のゲームでは、ナイトをどう動かしていけばよいかは、状況によるため、ナイトを自分の動かしたいように動かせないことが多いと思いますが、考え方1~3を知っていれば役立つこともあるでしょう。

練習問題(ナイト)

いきたい場所に何手でいけるか(ナイト)(←リンク)からの続きとして、練習問題を用意しました。N(ナイト)のあるマスから、×印のマスまで何手でいけるか、それぞれ考えてください。

確認すれば分かるので解答は記載しません。ただ前記事を参考になるべく速く解答できるようにすることが目的です。