6/29/2013

対応を迫る手、狙いを防ぐ手


最近意識するようになって良い効果を得ているものにテンポがありますが
もう1つに 「対応を迫る手」 があります。

「狙いを防ぐ手」 とともに述べていきます。


1.e4


センターを支配しクイーンとビショップの利きを開く手ですが、次に d4 としてセンターに2つのポーンを並べる狙いがあり、黒に 「どうしますか?」 と対応を迫っているとも言えます。



1...e5


黒もセンターにポーンを進め、白が d4 とするのを妨げてます。これは白の「狙いを防ぐ手」です。
白が構わず 2.d4 として 2...exd4 3.Qxd4 となれば黒は 3...Nc6 でクイーンを攻撃しながらナイトを展開できるためテンポを得られます。

テンポは相手に対応を迫ることで、次に自分が指す手を都合よくさせます。



2.Nf3


Nf3 が e5 ポーンを攻撃しているため、黒は対応を迫られます。もちろんキャスリングするための準備だったり、ナイトを良い位置に展開するというような意味もあります。



2...Nc6


2...d6 や 2...Nf6 などとすることもできますが、Nc6 で e5 ポーンを守るのは白の「狙いを防ぐ手」です。ピースを展開して e5 ポーンを守っているため、ピースを活用することにつながります。



3.Bb5


自分が初心者のころ、この手は全く意味不明でしたが( 笑 )、白は Bxc6 として黒のポーンストラクチャーを崩した後、Nxe5 の狙いがあるのと、黒に 3...a6 としますか? それとも他の対応をしますか? と対応を迫ってます。


これらはごく1部ですが、「対応を迫る手」 は相手の駒を攻撃したり、狙いを見せる手です。ただ単に相手の駒を攻撃する、何かを狙うというのではなく、相手に対応を迫らせる意識を持つと、自分のプレイがちょっと違ってきます。

「対応を迫る手」 はオープニングだけでなく、ミドルゲーム、エンドゲーム、どの段階においても起こり、Tactics につながったり、相手のミスを誘うことにもなります。

もちろん相手に対応を迫る前に、自分が不利とならぬよう安全確認することはもっと大事です。

また Forcing Move はチェックや相手の駒を取ったり、メイトなどの狙いを見せ、相手に対応を強制する手なので、私がここで述べている「対応を迫る手」よりもっと強制的な手です。
「対応を迫る手」 は 「どうしますか?」 と相手に問う手です。

6/24/2013

お気に入りの言葉 其の四十六


Theoretical equality means that if the inferior side defends perfectly, he will draw.

Dynamic equality simply means that the chances are equal. Either side can readily win such positions if it plays better than the opponent.

From the MIDDLEGAME into the ENDGAME
Edmar Mednis


理論的に同等とは、不利な方が完璧に防御できればドローになること。

動的に同等とは、チャンスは両方にあること。どちらも相手より上手くプレイすればそのような局面は容易に勝つことができる。

自分も気をつけたい

40.Kc3?? の局面


40.Kc2 や 40.Ke3 とすればドローをキープできますが、40.Kc3?? では 40...b4+! でチェックがかかるため、41.axb4+ または白キングは後退しなければなりません。

41.axb4+ となっても 41...Kb5 とした後、黒はポーンを取り返せるだけでなく、1ランク先へ進めるため勝つことができるようになります。

40.Kc3?? は自分でも指してしまいそうな手のため気をつけたいです。残り時間は十分あったので相手はドローだと油断したのでしょう。





6/22/2013

ナイトは何をとる?

...Bd6 の局面


白の最善手は何でしょうか?

6/21/2013

3P vs 2P

MY SYSTEM ( by Aron Nimzowitsch ) を少しずつ読み進めてます。もっと難しい内容をイメージしてましたが、最初の方は優しめな内容でビックリしました。

このパターンは知らなかった、これは知らなかったというのがあって勉強になってます。
下記はそのうちの1つ。


3対2のポーンでどのようにパスポーンを作るか?

まずは f ファイルに黒ポーンがないため、白の f ポーンがパスポーン候補になるというのを知りませんでした。

次にどのポーンを始めに進めるか。これは局面次第や、1通りではないですが、パスポーン候補の
f ポーンを始めに進めるのが基本のようです。

私は 1.h4 h5 2.f3 and 3.g4 と考えてましたが( この方がいいような気がするが・・・ 後述 )、f ポーンを始めに突くのが基本ということは知りませんでした。




1.f4 h5( 2.g4 を妨げている )
2.g3 そして 3.h3 から 4.g4

2.h3? とすると 2...h4 とされて白がまだ勝てるものの厄介になるので要注意です。

1.g4? とするのは 1...g5 でパスポーン作りを妨げられるため絶対避けたい手です。

キングサイドでパスポーンができればそれを囮にして、白はクイーンサイドでポーン昇格を狙えます。


以下は、1.h4 ではなく、何故 1.f4 の方がいいのか1つの理由です。


1.h4 h5 2.f3 Kb7 3.Kb5 g6 の局面



この局面で 4.g4 を当然考え、悪くないのですが



4.g4 g5


白は 5.hxg5、5.gxh5 どちらでも勝てるのですが、いらぬ反撃に合ってます。
5.hxg5 h4
5.gxh5 gxh4


1.f4 h5 2.g3 Kb7 3.h3


1.f4 としていれば黒の g ポーン前進を妨げているため、余計な反撃に合わずに済むということです。

Almost!

61.Kxh5 の局面


この時点で残り24秒、勝てば今ままで勝った中では1番 Rating が高いプレイヤーでしたが、残念ながらメイトできずにドロー。持ち時間15分のゲームです。

最後はタイムプレッシャーもありましたがひどいありさまで^^;
R K vs K で素早くメイトに持っていく方法が頭に入ってなかったのもあります。今後は R で相手キングを遮断したら、自分のキングをセンター付近へ向かわせるようにしたいと思います。 R ばかり動かしていてはダメダメですね。





6/16/2013

安易にドローにしない


Chess960 のゲームです。短時間で Chess960 のゲームは難しいですが、chess.com の Online Chess なら持ち時間が日数単位のため考える時間は十分にあります。Chess960 のゲームも面白いです。

相手のプレイヤーは下図の局面でドローオファーしてきました。


確かにドローになりそうな局面ですが、1手のミスが敗因となることが多く、このような Endgame が私は好きです。相手はゲーム数を多くかかえているため、手早くドローにしたかったのでしょうが、安易にドローにしてしまっては学ぶ機会を逃していると言えます。

OTB ならば負ける可能性もあるならドローにするということもあるでしょうが、ネット対戦なら負けて Rating が下がったところで全く問題ないので、ドローになりそうな局面をいかに戦っていくか経験することの方がはるかに大事です。

ドローオファーを断って自分がミスをして負けてしまうことも多いですが、そのミスも良い経験になってます。持ち時間の関係などからドローにすべき状況もありますが、安易にドローにすることは避けたいです。


46.Kd4 の局面


スペースは白黒同じようなものですが、ナイトの位置は黒が良いです。ここで黒は 46...Ne8? としてしまったため 47.Ne3 以降 白が良くなっていきます。

46...Ng4 47.h3 Nf6 となれば ...Ne4 と続けて黒有利と思っていましたが、Fritz13 で調べてみたら 47...Nh2 としないと互角にならないようです( 47...Nh2 はなかなか指せないでしょう )。
47...Nf6? 48.Ne3 では Ne3 と白キングが d5 ポーンを攻撃しているため、黒は 48...Ne4?? とする訳にはいきません。

不利な局面では自分にとっての利点を活用していくことを Understanding Chess Middlegames - John Nunn の本で学びました。上記の局面なら白は b5 からパスポーンを作れそうなことが利点です。後はナイトの位置を改善させたい。





6/09/2013

業務用チェス倉庫
http://chesswarehouse.blog.fc2.com/

南條さんのサイト。ゲーム解説を詳しくされていて勉強になります。他のサイトでリンクを見かけませんのでまだあまり知られてないのかも知れせん。

日本でチェス関連のサイトが少しづつ増えてきているようでうれしいです。

queenless middlegame へ

1.e4 d5 2.d3


e4 ポーンを守るための 2.d3、初心者の人が指してしまいそうな手で、2...dxe4 3.dxe4 Qxd1+ 4.Kxd1 となれば白はキャスリングできなくなるため不利なように感じます。しかし実際のところは白が先手の利を失ったぐらいで後は実力勝負となりそうです。

キャスリングできなくなっても c2 が白キングにとって比較的安全な場所となり、オープン d ファイルでルークを交換し、その後のエンドゲームで勝負をつけようというのが私の狙いです。

2.d3 に対して黒は 2...e5!?、2...Nf6、2...Nc6!?、2...g6!? など多くの変化があるため必ずしも 2...exd4 となるわけではありませんが、なかなか楽しめる手ではないでしょうか?

下記は持ち時間5分のゲーム。相手のプレイヤーはスタンダードでは R 2000 ぐらいの人なので実力的には相手が上です。 





6/08/2013

K Q vs K R の知識が役立った

59...Ka2 の局面


白は三復同形でドローを避けるため、黒にポーン昇格を許しました。スキューアをかければいつでもドローにできるのと、次手を考え・・・



60.Kc2??


この手を指された瞬間 「あっ、やられた。」 と感じましたが時間はまだあったので何とかならないかと考えました。

クイーンを失うことなしにチェックすることができず、バックランクメイトされそうですが
60.Qf1 でバックランクメイトを防げます!



60.Qf1 Rb2+ 61.Ka3


この時点でこちらの残り時間は1分4秒、相手は6分33秒。普通ならメイトできずに時間切れで黒は負けてしまいそうですが・・・ 
そうです! K Q vs K R ( リンク ) について私はかなり対応力があります^^

最後は時間切れで悔しい思いをせずに済みました。
持ち時間15分のゲームです。





6/01/2013

紐とテンポ

FM 上杉さんのホームページの試合解説
http://shinuesugi.web.fc2.com/gotd601.html

解説のテーマが「高レート者はどういうことを考えながら試合をしているか」で、適度な解説が読みやすく勉強になります。

将棋でよく使われる言葉の、「紐がついている( 駒に守りが利いている )」 感覚が印象深いです。

最近少し読み始めた MY SYSTEM の始めの方で学び、オープニングにおけるテンポを意識するようになりました。上杉さんの試合解説でもテンポの言葉がときどき出てきます。相手の駒を狙って守りを強いたり、対応を迫らせてテンポを得ることはオープニングだけでなく、ミドルゲームやエンドゲームでも大事なので自分のゲームでも意識していきたいと思います。

自分もいつか GM に勝ちたいな~

最近自分のゲームで意識していることは、実力が上がればレイティングは後からついてくるので、レイティングの上下を気にすることなく、良い内容のゲームをすることを心掛けてます。